第3回定例決算議会款別質問 シルバーピア入居・他
区営シルバーピア入居の際の保証人不在の救済とシルバーピア建設促進のため対策強化を。
開催日:平成28年年10月3日
【款別 福祉】
老人福祉法は、「老人は、多年にわたり社会の発展に寄与してきたものとして敬愛され、かつ、健全で安らかな生活を保障される」と定めています。大田区の「老人福祉計画」はまさに老人福祉法に基づいて計画が立てられなければなりません。その際大事なのは、法の精神から言って、本人任せではなく社会的援助を基本とすべきです。行政がしっかりと責任を負うべきです。区民がサービスの利用を妨げられることのないようにすることが大切です。高齢者の実態は一人暮らしが多く、しかも身寄りが圧倒的に少ないことです。この条件が欠けているのがシルバーピアに住みたいという人がせっかく当選しても保証人がいなくて入居できなくなる例です。
老人福祉法に基づいて適切な改善を!
老人福祉法では健全で安らかな生活をする権利を保障しているわけですから、それが侵された状況になります。さて、どうするかです。参考に区営住宅制度があります。区営住宅は数年前から保証人がいない場合、保証会社を紹介し住まいを保障しています。2014年の住宅課の通知「法人保証制度の導入について」の“目的”の項で「使用料等を連帯して債務保証する法人保証制度を導入することにより、連帯保証人が選任できない入居予定者に対し、入居機会を確保し、安定した居住の継続に寄与する。とあります。
Q1、そこでお聞きします。区営シルバーピアにはこのような制度がありません。保証人を必要としない区立シルバーピアを紹介しているとのことです。しかし空きが無い場合に成り立ちません。同じ住宅制度として同等の制度を導入するよう求めます。お答えください。
大田区が保証人となって高齢者の尊厳を守って下さい。
Q2、もう一つ提案します。2001年に「高齢者の居住の安定確保に関する法律」ができました。この精神からも高齢者の尊厳を守るために、大田区が保証人となることも考えられます。かつて産業経済で大田区が保証人となる直貸しと言われた小規模特別融資(小特)がありました。お答えください。
シルバーピア(高齢者住宅)のすみやかな増設を
Q3、最後にシルバーピア住宅を先に申し上げた「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき増設することを求めます。しかし、進まない理由として、高齢者の住まいの確保に関する基本方針には応募する民間オーナーが少ないことがあげられています。その原因はいくつかありますが今日は2点の改善を求めます。ひとつはその原因はいくつかありますが今回は2点改善を求めます。
次に、区営シルバーピアを申し込んでもいち早く建設業者と提携し、代理に手続を頼んだにしても完成するまで1年、あるいは2年かかります。申し込む多くの人は相続の時と聞きます。相続税を払わなければならないのに完成まで助成金がでないために諦めた方もあったと聞きます。前金を50%払い、完成後に残金などの改善は考えられないでしょうか、また条件の安否確認装置がかなり高くて普通のアパートに切り替えてしまう方もあると聞きます。高齢者用装置について助成金を適切な助成金に変えて「じゃ申し込むか」と前向きになる改善を求めます。以上2点にお答えください。